欠陥住宅の多すぎるトラブル事例。家選びは失敗できませんよ!
一般的に、「人生で最も高い買い物は何か?」とたずねられれば、多くの人は家かマンションの購入と答えるかと思います。
だからこそ絶対に失敗は出来ませんし、家選びは本当に慎重にするべきものなのです。
そして多くの人は、どのような家にするか、どこに住むか、どこの業者に家づくりを任せるか、一生懸命調べながら考えます。
絶対に失敗しないように。
幸せな家庭が築けるように。
しかし、それでも実際には実に多くの人が欠陥住宅に悩まされ、大きく社会問題となったにも関わらず、今でも欠陥住宅を作り続ける業者は後をたちません。
なぜそんなことが起こるのか?
それは、日本ではいまだに不動産業界の好き勝手な横暴を許しているからに他なりません。
それに、日本の不動産業界の制度自体も不十分で改正がされていません。
だからこそわたしたちは、自らの力で悪質な不動産業者を見極め、欠陥住宅をつかまされないようにする必要があるのです。
よくある欠陥住宅のトラブル事例5選
いまだによくある欠陥住宅の事例を5つにしぼって説明していきます。
事例その1. 断熱材に関するトラブル
断熱材は、外気の影響を受けないため、そして冷暖房のエネルギー効率を高めるために、家づくりにおいても重要な役目を果たします。
しかしこの断熱材の入れ忘れや隙間だらけになった雑な仕事、サイズ違いなどが原因で、結露が起こりやすくなります。
断熱代のトラブルは、家を新しく建てた時にとても多い問題事例のひとつです。
事例その2. 準防火地域の石膏ボードに関するトラブル
市街地の多くの地域では、準防火地域という規制があります。
準防火地域では、木造3階建の家を建てる場合、外部の壁と裏側、ユニットバスの天井裏も含め、全て石膏ボードで施工されている必要があります。
ですので、石膏ボードが無く断熱材が見えていた場合は残念ながら欠陥住宅なのです。
この事例は業者の認識不足もかなり多いようで、3階建物件の場合はかなりの確率で欠陥住宅があるようです。
これは、必ず第三者機関によるチェックをはさんだ方がよい部分だと思います。
事例その3. 床下の水漏れや雨漏りに関するトラブル
施工段階での雨水の侵入や、水道管や排水管の接続部分の接着剤不足や接着不良などが原因で、床下の水漏れがおこります。
また、屋根材料のずれや割れといった施工不良で雨漏りもよく起きます。
住みだして半年もたたずに水漏れや雨漏りを起こす欠陥住宅の事例もあり、トラブル事例としても非常に多く発生しています。
事例その4. 耐震強度偽装やギリギリの耐震基準に関するトラブル
耐震強度の偽装に関しては、大きな社会問題に何度もなったので、さすがに数が大分減ってはきているようです。
しかし、新しく家を建てた段階で、既に耐震強度がギリギリクリアの物件は多くあるようです。
建てたばかりの家でギリギリクリアということは年月がたてば、経年劣化もあり耐震基準がアウトになってしまいます。
新築一戸建の家を購入する場合は、必ず第三者の機関に耐震診断をチェックしてもらいましょう。
どの程度の余裕のある耐震設計なのかがわかるので、安心できる大きな要素になると思います。
事例その5. コンクリートのひび割れ
幅0.3mm以下の小さなひび割れは仕方のない問題のようですが、コンクリートに大きなひび割れがあると、基礎工事で手を抜いている可能性が考えられます。
新築で家をつくる場合、工期が短いので仕上げの悪い基礎工事が多くあるようです。
大きなひび割れが起こるのは、コンクリートの厚さ不足や後から継ぎ足したりした問題などが原因です。
他にもコスト削減のためにコンクリートを水増ししたりと、卑怯な手ばかり使う業者もいるので、注意が必要です。
なんで欠陥住宅になってしまうのか?
欠陥住宅になってしまう理由は、大きくけると2パターンにわかれます。
理由その1. 利益を優先した結果
これは最もタチが悪く悪質です。
家も500万円から建つ時代となり、一部で価格競争が起こったことも大きな原因です。
しかし根本に利益最優先の考えがある業者なら、こういったこともやりかねません。
理由その2. 技術不足、経験不足、認識不足
職人の中にも、ほぼ素人のような技術や認識しか持ち合わせていない人もいます。
そういった人たちが中心になって作った家は、耐震強度が低かったり耐用年数の短い家となります。
これはなかなか見破ることが難しいので、第三者による立場の団体などから工事のようすをチェックしてもらうのが良いでしょう。
失敗しない、理想の家選びのための手順
家は欲しいんだけど、何から調べたらいいのか、どこの業者を調べたらいいのか、最初はわからなくて不安なはずです。
後悔のない買い物ができるよう、失敗しない理想の家選びの手順を紹介します。
STEP01. 注文住宅や実際の欠陥住宅事例について調べる
まずはある程度の住宅に対する知識がなければ、業者に騙されるリスクも高いままです。
このサイトや書籍、実際に注文住宅を建てた人などから話を聞いて情報を集めましょう。
いい加減な業者に騙されないためにも、情報の多さで最低限の理論武装はしてください。
STEP02. 自分の欲しい家のイメージを固める
自分はどんな家に住みたいのか、どんな暮らしがしたいのか、理想の家のイメージを固めていきます。
イメージを固めるために、モデルハウスなど、多くの種類の家を見ることが大切です。
STEP03. 相見積もりをおこなう
高い買い物をする場合は基本中の基本ですが、複数の業者に見積もり書を提示してもらいます。
ただし、一つ一つ見積もりをとっていたら、全く話が進まなくなるので、一括依頼するのがオススメです。
複数の業者から返答が返ってくるので、その中で自分に合った業者を決めていきます。
STEP04. 業者の信用チェック
一括依頼をして見積もり書を提示してもらったあとは、信用できる業者、自分の条件に合う業者を選んでいきます。
その際、下記のポイントを参考に最終的な業者選びをすれば、失敗のリスクが減ります。
- 図面などの情報を嫌がらずに、見せてくれるかどうか。
- 見積もり書は手抜きせずに作られているかどうか。
- 時間や対応が適当でないかどうか。
- 長く付き合っていけそうな担当者かどうか。
- 建築士の資格を持っているかどうか。
このような手順で、あなたの理想の家が建てられていきます。
あなたに合った素敵な家に住み、明るくて幸せな生活を手に入れてくださいね。
家づくりの業者選びが面倒な方は、以下の一括無料見積りが便利です(全国どこでも対応)