どこからが欠陥住宅?欠陥住宅の定義や意味とは?
欠陥住宅には様々なものがあり、これまでにも多くの事例があります。
しかし何でもかんでもトラブルがあれば、欠陥住宅と認められるわけではありません。
欠陥住宅と認められるには、ある一定以上の定義があるんです。
欠陥住宅の意味について
欠陥住宅とは、設計や施行ミス、手抜きなどによって、住宅としての機能を満たしてない家のことを意味します。
また、住んでいるだけで身体に悪影響をあたえるような危険性があったり、安全性にかけているのも欠陥住宅と言えます。
少なくとも、建築基準法に違反していれば確実に欠陥住宅ですよ。
ですが、たとえ法律に違反していなくても上記の基本条件を満たしていない住宅は、欠陥住宅に分類されることもありえます。
欠陥住宅の定義とは?
少し定義が曖昧なところもありますが、大きく分けると下記のように分類されます。
01.明確に欠陥住宅と認められる事例
法規上で問題があれば、間違いなく欠陥住宅です。
業者も言い逃れはできません。
- 事例その1:基礎工事の時点で鉄筋が入っていない。
- 事例その2:準防火地域を無視した建築手法を用いている。
- 事例その3:必要最低限の柱を省き耐震性が基準値を下回っている。
02. 欠陥住宅ではないが保証はしてもらえる事例
欠陥住宅とまでは呼べなくても、重大な問題なので建築会社から保証してもらえるような事例です。
この手のトラブルは、実際に家に住み始めると発生しやすい問題です。
- 事例その1:基礎コンクリートの目立つヒビ割れ。
- 事例その2:窓に発生する結露。
- 事例その3:床下にたまっている水。
03. 欠陥住宅ではなく保証してもらいにくい事例
生活上の支障がないような事例は、業者にも保証してもらえないケースが多いようです。
もちろん訴えて裁判にしても、絶対に勝てません。
- 事例その1:フローリングや壁の傷。
- 事例その2:クロスの汚れ。
- 事例その3:周囲の騒音がうるさい。
- 事例その4:外壁に0.3mm以下の小さなヒビ割れ。
中には上記のようなトラブル事例でも、欠陥住宅のひとつとして保証してくれる業者もいます。
ですが一般的な欠陥住宅の定義には当てはまらず、保証してもらえないことが多いので注意してくださいね。
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失敗しない、理想の家選びのための手順
家は欲しいんだけど、何から調べたらいいのか、どこの業者を調べたらいいのか、最初はわからなくて不安なはずです。
後悔のない買い物ができるよう、失敗しない理想の家選びの手順を紹介します。
STEP01. 注文住宅や実際の欠陥住宅事例について調べる
まずはある程度の住宅に対する知識がなければ、業者に騙されるリスクも高いままです。
このサイトや書籍、実際に注文住宅を建てた人などから話を聞いて情報を集めましょう。
いい加減な業者に騙されないためにも、情報の多さで最低限の理論武装はしてください。
STEP02. 自分の欲しい家のイメージを固める
自分はどんな家に住みたいのか、どんな暮らしがしたいのか、理想の家のイメージを固めていきます。
イメージを固めるために、モデルハウスなど、多くの種類の家を見ることが大切です。
STEP03. 相見積もりをおこなう
高い買い物をする場合は基本中の基本ですが、複数の業者に見積もり書を提示してもらいます。
ただし、一つ一つ見積もりをとっていたら、全く話が進まなくなるので、一括依頼するのがオススメです。
複数の業者から返答が返ってくるので、その中で自分に合った業者を決めていきます。
STEP04. 業者の信用チェック
一括依頼をして見積もり書を提示してもらったあとは、信用できる業者、自分の条件に合う業者を選んでいきます。
その際、下記のポイントを参考に最終的な業者選びをすれば、失敗のリスクが減ります。
- 図面などの情報を嫌がらずに、見せてくれるかどうか。
- 見積もり書は手抜きせずに作られているかどうか。
- 時間や対応が適当でないかどうか。
- 長く付き合っていけそうな担当者かどうか。
- 建築士の資格を持っているかどうか。
このような手順で、あなたの理想の家が建てられていきます。
あなたに合った素敵な家に住み、明るくて幸せな生活を手に入れてくださいね。
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