リフォームによる欠陥住宅のトラブル事例は多い
近年多く報告されているのが、リフォームをせまる欠陥住宅のトラブルです。
特に高齢者がターゲットになりやすく、必要ない工事を迫られやすいようです。
どんな手口で騙される?
最も多くある手法としては、無料点検と称して家に上がり込んでくる訪問販売です。
無料で点検してもらえるなら良いかなと思い家に上げると、あることないこと言ってきて欠陥があると指摘されます。
そして相手に対して、「今すぐ修理をしないと大変なことになる」と不安をあおってきます。
さらに「今なら通常よりサービスしますよ」と言ってきて、油断したところにたたみ掛けてきます。
「このままでは家が崩壊してしまう」「危ない目にあう」と不安に思った人が、その場で修理依頼をしてしまうのが主なパターンです。
リフォーム依頼をすると更に欠陥住宅になる
上記のような悪質な業者に、リフォーム依頼をすると大変なことになります。
そもそもこういった悪質な業者にとっては、欠陥があろうがなかろうが関係ありません。
例え何の問題がない家だったとしても、「重大な欠陥がある」「このままでは家が壊れます」といったことを言ってきます。
そして、下記のような必要のない工事をおこなうのがお決まりのパターンです。
- 意味のない耐震補強工事をする。(耐震補強でないことも多い)
- 床下や小屋裏に、必要ない換気ファンをつける。
- 屋根裏にのぼって勝手に壊されて屋根裏が壊れているとする。
どれも工事する必要のないものばかりです。
しかも、通常のリフォームに比べてかなり高額な請求をされます。
2〜5倍くらいの請求をされることが多いみたいなので、大変な高額請求ですよね。
こういった意味のない工事をされると、元の状態より悪くなることがほとんどです。
これが原因で欠陥住宅にされることもあるくらいですからね。
最近は被害もかなり増えているようですので、騙されないよう十分に注意が必要です。
もし悪質なリフォーム業者に騙されたら?
悪質な業者だと気づいたのが早ければ、クーリングオフ制度が利用できます。
8日目までは適用期間なので、この制度を利用してください。
間違いなく相手業者はごねてきますが、消費者センターに連絡を入れれば基本的には解決しますよ。
そもそも、見知らぬ相手はどんなことがあっても家には入れてはいけません。
もし家のことで不安なら、一級建築士などに確認してもらえばいい話です。
基本中の基本ですが、これが出来ないと、今回紹介したようなリフォーム業者の餌食になりかねません。
家に入れると、勝手に家の中を壊されて欠陥住宅だと騒がれることもあるので気をつけてくださいね。
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失敗しない、理想の家選びのための手順
家は欲しいんだけど、何から調べたらいいのか、どこの業者を調べたらいいのか、最初はわからなくて不安なはずです。
後悔のない買い物ができるよう、失敗しない理想の家選びの手順を紹介します。
STEP01. 注文住宅や実際の欠陥住宅事例について調べる
まずはある程度の住宅に対する知識がなければ、業者に騙されるリスクも高いままです。
このサイトや書籍、実際に注文住宅を建てた人などから話を聞いて情報を集めましょう。
いい加減な業者に騙されないためにも、情報の多さで最低限の理論武装はしてください。
STEP02. 自分の欲しい家のイメージを固める
自分はどんな家に住みたいのか、どんな暮らしがしたいのか、理想の家のイメージを固めていきます。
イメージを固めるために、モデルハウスなど、多くの種類の家を見ることが大切です。
STEP03. 相見積もりをおこなう
高い買い物をする場合は基本中の基本ですが、複数の業者に見積もり書を提示してもらいます。
ただし、一つ一つ見積もりをとっていたら、全く話が進まなくなるので、一括依頼するのがオススメです。
複数の業者から返答が返ってくるので、その中で自分に合った業者を決めていきます。
STEP04. 業者の信用チェック
一括依頼をして見積もり書を提示してもらったあとは、信用できる業者、自分の条件に合う業者を選んでいきます。
その際、下記のポイントを参考に最終的な業者選びをすれば、失敗のリスクが減ります。
- 図面などの情報を嫌がらずに、見せてくれるかどうか。
- 見積もり書は手抜きせずに作られているかどうか。
- 時間や対応が適当でないかどうか。
- 長く付き合っていけそうな担当者かどうか。
- 建築士の資格を持っているかどうか。
このような手順で、あなたの理想の家が建てられていきます。
あなたに合った素敵な家に住み、明るくて幸せな生活を手に入れてくださいね。
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