木造3階建ては欠陥住宅だらけ?
木造3階建ての家をオトクだと思って建てたがる人は多いと思います。
確かに木造3階建ては、周りの目からは魅力的に映るかもしれません。
しかし、そんな良いこと尽くしではないのが、木造3階建て住宅の難しいところなのです。
木造3階建ては欠陥住宅の問題だらけ
まず木造3階建ての住宅の建設においては、様々な法的制約があり、2階建て住宅とは勝手が違います。
例えば準防火地域に関する欠陥です。
木造3階建てでは、準防火地域に家を建てる場合、外部の壁と裏側、ユニットバスの天井裏も含め、全て石膏ボードで施工される必要があります。
そして耐震構造の問題があります。
木造1階建ての家と比べると、木造3階建ての家では、揺れやすさは1.6倍になります。
しかし耐火においても耐震においても、キッチリと法律を守っている建築業者は少ないのが現状です。
本当に細かくチェックすると、木造3階建ての実に9割以上の住宅は欠陥住宅というデータもあります。
中には、2階建の家に1階のフロアーをそのまま足しただけの家もあるようです。
なぜ木造3階建ては欠陥住宅が多いのか?
01. 法律が細かい
これは実際に、大きな原因となっています。
2階建て住宅とは明らかに勝手や法制度が異なるため、家を建てる大工さんなどが、木造3階建てに関する法律を理解してない場合も多いようです。
これは建築を監視する立場の人にも言えることで、どちらも違法行為をしているのに気づかなければ、悪意なく欠陥住宅が出来てしまいます。
また、細かい法律を守るのは面倒、どうせわからないとの思いから、欠陥住宅とわかりながらも、手抜きするケースも多いのだそうです。
02. 引っ越しも出来ない
木造3階建ての場合の欠陥は、判明したところで大掛かりな工事になるため、実質的には引っ越し以外に選択肢がありません。
例えば、壁や床を剥がしたり、階段や柱の大規模な工事が、居住しながら出来るわけはないですよね。
更に契約時に、最低10年の瑕疵担保保険(かしたんぽほけん)を契約していることが重要です。
これがなければ、引越し代も工事代も自分で払うことになりかねません。
最低限、損をしない為にも、保険に加入して一級建築士などに家のチェックをしてもらうことが大切になりますよ。
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失敗しない、理想の家選びのための手順
家は欲しいんだけど、何から調べたらいいのか、どこの業者を調べたらいいのか、最初はわからなくて不安なはずです。
後悔のない買い物ができるよう、失敗しない理想の家選びの手順を紹介します。
STEP01. 注文住宅や実際の欠陥住宅事例について調べる
まずはある程度の住宅に対する知識がなければ、業者に騙されるリスクも高いままです。
このサイトや書籍、実際に注文住宅を建てた人などから話を聞いて情報を集めましょう。
いい加減な業者に騙されないためにも、情報の多さで最低限の理論武装はしてください。
STEP02. 自分の欲しい家のイメージを固める
自分はどんな家に住みたいのか、どんな暮らしがしたいのか、理想の家のイメージを固めていきます。
イメージを固めるために、モデルハウスなど、多くの種類の家を見ることが大切です。
STEP03. 相見積もりをおこなう
高い買い物をする場合は基本中の基本ですが、複数の業者に見積もり書を提示してもらいます。
ただし、一つ一つ見積もりをとっていたら、全く話が進まなくなるので、一括依頼するのがオススメです。
複数の業者から返答が返ってくるので、その中で自分に合った業者を決めていきます。
STEP04. 業者の信用チェック
一括依頼をして見積もり書を提示してもらったあとは、信用できる業者、自分の条件に合う業者を選んでいきます。
その際、下記のポイントを参考に最終的な業者選びをすれば、失敗のリスクが減ります。
- 図面などの情報を嫌がらずに、見せてくれるかどうか。
- 見積もり書は手抜きせずに作られているかどうか。
- 時間や対応が適当でないかどうか。
- 長く付き合っていけそうな担当者かどうか。
- 建築士の資格を持っているかどうか。
このような手順で、あなたの理想の家が建てられていきます。
あなたに合った素敵な家に住み、明るくて幸せな生活を手に入れてくださいね。
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